第67回全国人権擁護委員連合会総会と研究大会が、7月18日、19日の2日にわたり名古屋市名古屋マリオットアソシアホテルで開催され、福島県連会長、全国連副会長の立場で出席しました。

大会には大村秀章愛知県知事、河村たかし名古屋市長が来賓としてお出でになり、それぞれ個性あふれるあいさつをされていました。

研究大会のテーマは「博愛人道精神から人権の課題を考える」。第二次世界大戦中ユダヤ人難民救出の「命のビザ」で知られる杉原千畝を取り上げた講演とパネルディスカッションでした。杉原千畝は晩年、「苦慮、煩悶の揚句、私はついに、人道、博愛精神第一という結論を得た。そして私は何も恐るることなく、職を賭して忠実にこれを実行しおえたと今も確信している」と述懐しています。

当時の困難な状況のもとで、保身に流されず初心を貫いた杉原千畝の強い意志と博愛人道精神にあらためて人権尊重の思いを深くしたところです。