昨年(令和3年)11月19日の福島高校同窓会総会をもって、同窓会長を退任いたしました。

長い歴史と伝統のある福島高校同窓会の会長職は身に余る重責であり、重圧を感じながらの在任でしたが、関係各位のご支援ご協力を賜り会長の職責を果たすことができたものと安堵しています。

この間、母校創立120周年記念式典をはじめとする創立120周年記念事業実行委員会での取り組みが心に残っています。平成30年10月6日、関係者多数のご参加を得て創立120周年記念式典、講演会を盛大に挙行することができました。記念講演は、同窓生である音楽家大友良英さん(高校30回卒)を迎えて在校生も参加する即興の演奏をまじえたユニークな講演となりました。また、記念事業として、本校前庭に設けられた不忘池(心字の池水)の整備及び校内備品の整備を実施することができました。

また、同窓会の継続事業である太宰府天満宮との梅を介した交流も年々深まっています。震災後逆境にあった福島高校に太宰府天満宮より心を寄せていただき、平成26年2月五本の梅の若木を恵与賜り、以来「平成の飛び梅」とも称される、心温まる交流が続いています。

あらためて、同窓会での絆の強さ、縁の深さを実感しています。

 花咲きみのりて世の為立たむ 福島高校栄えよ永く

母校のますますの発展を心から願っています。